こうがぼるままに塗
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こうがぼるままに塗
始めロックがかかっていたので、ぼ?っと座っていたら、白人の短髪金髪少年が500円が消える手品を見せてくれました。 はじめは何をしているのか分からなかったけど、どうやら手品をしてるんだなと思って驚いた顔をすると、満足そうな顔をして仕掛けを教えてくれました。 彼は他の人にも見せて廻っていました。 友人いわく、彼はものすごく頭がいいか、ものすごく頭が悪いかのどちらかなのでしょう。
明け方、男女7人で吉野家で牛鮭定食を食べました。 「あすなろ白書」みたいな一晩でした。数少ない小学生の低学年の頃の記憶。
その日は図画工作の授業か、写生大会か何かで、みんなで近くの商店街に行って、それぞれ好きなお店の風景を絵の具で描いていた。
僕は通りから見た八百屋の風景を描くことに決めた。
店の前に並んだ野菜や、お店の看板や、八百香港公司註冊屋で働く人を描いていたのだけれど、最後にガラスの自動ドアだけ、絵の具で色が塗れなかった。
ガラスドアを何色で塗ればいいのか分からなかったのだ。
透明の絵の具もなかった。
困り果てて先生に何色で塗ればいいのか聞くと、先生は「見えればいいのよ」と言った。
ポッカリとガラスドアだけ画用紙の白色が残った絵を見つめながら、僕はほんとうに困った。生まれて初めて「途方に暮れた」。ガラスドアの向ん防脫髮やり見えるけど、眼の焦点をずらすと、ガラスドアにはこちら側が映っているようにも見えた。
写生大会が時間切れになる直前、僕はガラスドアを灰色の絵の具で塗りつぶした。
野菜は色とりどりで綺麗なのに、ガラスドアの部分だけ綺麗じゃなくて、ものすごく後悔したことを覚えている。
毎朝同じ道を歩いて駅へと向かう。 毎朝同じ近道を通る。 僕の近道は病院の駐車場だ。 本当は立ち入り禁止なんだろうけど、早朝はほとんど車が停まっていないので、ここで約5メートル分の近道をする。
今日の朝、ここで犬の散歩をしているおばさんとすれ違った。 といっても主役は、おばさんではない。犬のほうだ。 駐車場の出口に鎖が地上10センチほどを垂れ下がっているのだが、僕は見てしまったのだ。この鎖をまたぐ時の犬の顔を。
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